ねぇねぇー、ゲーミングモニターって必要?テレビで充分だと思うんだけど??
テレビより断然、ゲーミングモニターをオススメするよ!
レトロゲームならまだしも次世代ゲームだと大きな差が出るよ。PCゲームならほぼ必須だしね
私もかつてテレビでゲームをしていましたが、ゲーミングモニターを使ってからはテレビに戻れなくなりました。
今回は、そんなゲーミングモニターとテレビの違いについてわかりやすく解説します。
Index 閉じる
ゲーミングモニターとテレビの比較
ゲーミングモニターとテレビを比べると、一般的に次のような特徴があります。
ゲーミングモニター | テレビ | |
---|---|---|
入力遅延 | ほとんどなし | 多少あり |
応答速度 | 早め | 標準 |
リフレッシュレート | 高め | 標準 |
解像度 | Full HD(1920×1080)以上 | Full HD(1920×1080)以下 ※地デジで1440×1080 |
画面サイズ | 21インチ~27インチ | 32インチ~50インチ以上 |
スピーカーの品質 | ピンキリ、また非搭載 | 標準~高め |
ゲーミングモニターとテレビを比べると、ゲーミングモニターの性能の方が高いことがわかります。
特に遅延や速度、そして解像度(画質)にこだわっていると言えます。もちろんこれらは、ゲームを快適に遊ぶために必要になります。
意外かもしれないけど、地上波デジタル放送の場合、画質や性能はそれほど求められないんだ。それにキー入力が必要ないから遅延やリフレッシュレートはあまり関係してこないんだよ
あぁ確かに!テレビってキーボードやコントローラーで操作しないもんね
次はそれぞれの比較について、もう少し詳しく解説します。
入力遅延は、キー入力をした時に遅れて反映する現象です。
ゲーミングモニターとテレビで最も差が出やすい要素と言ってよいでしょう。
意識しないとわからない程度ですが、ゲームの種類によってはプレイに大きく影響します。
ゲーミングモニターは、その入力遅延を極力減らす設計になっています。
逆にテレビは、入力遅延が起きやすい傾向があると言えます。
テレビは視聴がメインなので、わずかな入力遅延は気にする必要がないというわけです。
そもそもテレビはキー入力する必要がないから、設計の段階から考慮されにくいんだ
応答速度はモニターの色が変化するまでの時間です。
単位は「ms(ミリ秒)」で、例えば、1msなら1000分の1秒、5msなら1000分の5秒で色が変化します。
数字が小さければそれだけ早く、チラつきや残像感がなくなります。
もちろん、ゲーミングモニターは応答速度にこだわっているためテレビより優れていることがほとんどです。
- 1ms~0.6ms:FPSゲームや格闘ゲームなどの対戦ゲーム
- 5ms以下:のんびり遊ぶゲーム
動きの早いゲームには、応答速度の数字が小さいモニターが向いているってことね!
ゲーミングモニターとテレビの違いの一つにリフレッシュレートがあります。
リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に書き換えられる画像のコマ数のこと。
単位は「Hz(ヘルツ)」で、例えば60Hzの場合、1秒で60回まで画像が書き換えられます。
つまりリフレッシュレートが高いほど映像が滑らかに見えます。そして、ゲーミングモニターの方がリフレッシュレートが高い傾向にあります。
ただ、ゲームによって求められるリフレッシュレートが違うので、必ずしも高ければいいというわけではありません。
似た言葉に、フレームレートがあります。
フレームレートは、ゲームや動画が1秒間に映し出す画像のコマ数のことで単位は「fps」。
フレームレートは、ゲーム機やソフトによって異なります。
より詳しく知りたい方は、「リフレッシュレートとフレームレートの違いは?」をご覧ください。
解像度は、画面の中にどれだけ多くのドットが敷き詰められているかを示す数値です。
この数値が高ければ、映像がより詳細に表示できることになります。
解像度は、一般的に「横のドット数×縦のドット数」の数字で示されることがです。
例えば、解像度が「1920×1080」と表示されている場合は、横に1920個、縦に1080個のドットが並んでいることになります。
一般的なテレビの解像度は、地上デジタル放送が基準なためゲーミングモニターに比べると低くなっています。PS5などのゲームは、ゲーミングモニターに表示したほうがきれいに見えるのはこのためです。
一般的なゲーミングモニターの解像度 | フルHD(1920×1080) WQHD(2560×1440) UHD(3840×2160 / 4K)など |
一般的なテレビの解像度 | ハイビジョン(1366×768) フルハイビジョン(1920×1080) 4K(3840×2160)など ※地上デジタル放送は1440×1080画素 |
ちなみに、Switch、PS4はフルHDのため、一般的なテレビでもなんの遜色もなくプレイできます。ただし、先述した応答速度やリフレッシュレートが不充分なこともあるためゲームによっては快適なプレイとはいかないこともあります。
詳細は、「家庭用ゲーム機のフレームレート&解像度比較」をご覧ください。
ゲーミングモニターとテレビの主流のサイズもそれぞれ異なります。
ゲーミングモニターは21インチ~27インチが主流で、テレビは一般家庭で32型以上だと言われています。
これは、人が集中して見ることができる視界が限られているためです。
ゲームでは常に集中している他、様々なアイコンやパラメータをチェックしてプレイする必要があります。そうすると大きい画面では目で追いきれなくなります。
大画面で大迫力のゲームを楽しみたい気持ちもわかりますが、あまり大きいとプレイに支障がでるのも事実です。また、モニターの値段も跳ね上がります。
映画の字幕読んでるとき、映像があまり見えないのと同じ原理ね!
そう、だからゲーミングモニターは21~27インチがオススメ!
テレビにはスピーカーが内装されていますが、ゲーミングモニターにはスピーカー非搭載のモデルも多くあります。
モニターを選ぶ際には、スピーカーのあるなしを確認しないと音が出ないということもしばしば。
また、スピーカー搭載のモニターの場合、あまり音質が良いことはあまりまりません。
音質に拘りたい人は、スピーカーも検討しておくと良いでしょう。
スピーカの有無は見落としがち。以前、僕もやらかしました。
スピーカーを買いに行ったり、設定で苦労したり…、結果的には高音質でゲームプレイできるようになって満足したけど、最初は要注意だよ!
まとめ
今回は、ゲーミングモニターとテレビの違いについて解説しました。
ゲームには映像を見る以外にも様々な機能・性能が求められます。テレビにはそれらが備わっていないからこそゲーミングモニターが必要なのです。
ゲーミングモニターとテレビの違いは、性能の違いや最適なサイズなど様々です。
どれもゲームプレイに影響が出やすいので、ゲームをする際はゲーミングモニターがオススメです。
特に、操作性や勝敗にこだわりたい人は「入力遅延」「応答速度」、映像の綺麗さや滑らかさにこだわりなら「リフレッシュレート」「解像度」を重視すると良いでしょう。
また、一般的なテレビでも充分にプレイできる場合があります。
Switch、PS4など、フレームレートが60fps以下、フルHD画質のため、一般的なテレビでも遜色ありません。
ただし、応答速度やリフレッシュレートが不充分なこともあるため、FPSなどのゲームの場合、快適なプレイができないこともあるので注意しましょう。
以上、ゲーミングモニターとテレビの違いについての解説でした。
参考になれば幸いです。